禁酒禁煙11か月目に感じた体力の回復

以前なら、少し階段を登るだけで息が上がり、休日に軽く散歩をしてもすぐ疲れていました。
でも、禁酒禁煙を始めて11か月。ある朝、ふと気づいたんです。
駅までの坂道を上っても息が切れない。それどころか、体が軽く、呼吸が深くなっている感覚がありました。
あの頃の「だるさ」や「体の重さ」は、アルコールやニコチンで自律神経が乱れていた証拠。
そして、11か月目にしてようやく「本来の自分の身体」に戻った気がしました。
科学的に見る「体力回復」の理由

実はこの体力の変化には、しっかりとした科学的根拠があります。
健康科学書『スタンフォード式 疲れない体』(西野精治 著)では、
アルコールや喫煙がミトコンドリアの活動を弱め、エネルギー生成を阻害すると解説されています。
禁酒禁煙を続けることで血中酸素濃度が安定し、ミトコンドリアが効率的に働くようになります。
つまり、「エネルギーの生産力」そのものが回復しているのです。
体が軽く感じるのは、気のせいではなく細胞レベルの再生反応。
これは誰にでも起こり得る“科学的な変化”です。
集中力と行動力がつながる理由

特に感じたのは、体力の向上が集中力に直結していること。
以前は午後になると頭が重く、カフェイン頼みの日々でしたが、
今では午前中に仕事を一気に片づけ、夜のランニングまで余裕でこなせるようになりました。
朝は目覚めが軽く、昼は頭が冴え、夜は自然と眠くなる──
この「リズムの安定」が、体力と集中力の両方を底上げしてくれます。
肺機能と持久力の関係

タバコを吸っていた頃は、浅い呼吸が習慣になっていました。
でも禁煙を続けて11か月、呼吸そのものが深く長くなったことに気づきました。
ランニング中も呼吸が苦しくならず、肺がしっかり広がる感覚があります。
医学誌『Journal of Respiratory Health』では、
禁煙後6〜12か月で肺胞の酸素交換効率が改善するという報告があります。
このデータを見て、体感と一致していることに驚きました。
体力をさらに伸ばす3つの習慣

禁酒禁煙で体が軽くなった人におすすめの習慣を3つ紹介します。
1️⃣ 朝いちの白湯で代謝をオンにする。
2️⃣ 軽いストレッチやウォーキングを毎朝10〜20分。
3️⃣ 睡眠を削らない(疲労回復の約7割は睡眠で決まる)。
この3つを意識するだけで、体の「回復スピード」が目に見えて変わります。
特に③の睡眠は過小評価されがちですが、これが一番の体力ブースターです。
心も体も軽くなる瞬間

禁酒禁煙11か月目の今、感じるのは「体が動く=気持ちも動く」ということです。
以前は休日もベッドの中でスマホを見て終わっていました。
でも今は、体が自然に「動きたくなる」
その変化が自信につながり、表情にも出てくるのが分かります。
体が変われば、行動が変わり、人生の流れが変わる──
小さな積み重ねの先に、確かな変化がありました。
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