『1本くらいなら…』という“言い訳思考”

禁酒・禁煙を阻む最大の敵は、アルコールでもニコチンでもなく「自分の言い訳」です。
「今日だけ」「1本だけ」などの思考は、依存症の“入口”を再び開く行動です。
依存のメカニズム上、たった1回で脳の報酬系が再活性化してしまう。
これまでの努力が一気に崩れるため、最初の1回を完全に防ぐことが最も重要になる。
飲み会や喫煙所など“トリガーのある場所”に行く

禁酒・禁煙初期は「環境に近づくだけで」再発のリスクが跳ね上がります。
脳は過去の習慣と環境を関連づけるため、飲み会、喫煙所、居酒屋、バーなどは強烈なトリガーになります。
どうしても断れない場合は、ノンアルを先に注文する・喫煙所の近くに行かないなど、事前に対策を決めておくことが大切です。
ストレスを放置したまま過ごす

ストレスは再飲酒・再喫煙の最大の原因です。
「吸いたい」「飲みたい」という欲求の裏には、実は“ストレス”が隠れていることが多い。
適度な運動、深呼吸、散歩、短い睡眠など、小さなストレスケアを習慣にすることで、強烈な誘惑を未然に防ぐことができる。
自分だけで抱え込んでしまう

禁酒・禁煙は、1人だと精神的に追い詰められやすい。
モチベーションの低下、孤独感、誘惑などを抱え込むとリバウンドしやすい。
家族、友人、SNSコミュニティ、禁煙アプリなど、適度に“支え”を持つことで継続の難易度が大きく下がる。
代わりに“刺激物”を増やしてしまう

禁酒・禁煙をすると、無意識に“別の刺激物”で欲求を埋めようとすることがあります。私も何度かありました。
エナジードリンク、コーヒー、甘い物、ジャンクフードなどが増えると、睡眠やメンタルに悪影響が出て逆に禁酒・禁煙が続かなくなります。
刺激の代わりに、運動や読書といった「健康的な快感」を取り入れるのが正解。
睡眠を軽視して夜更かしする

睡眠不足は、欲求を抑える力を一気に弱めます。
実際、睡眠が乱れると衝動性が上がり、「もういいか」と思いやすくなります。
禁酒・禁煙成功者の多くは、例外なく睡眠を最優先にしています。
禁酒・禁煙は“睡眠ゲー”といってもいいほど重要です。
『完璧にやらなきゃ』と思いすぎる

完璧主義は継続を破壊する。
「絶対にミスしてはいけない」「1回でも失敗したら終わり」と思うと、逆に精神的に追い詰められ、ストレスで再発しやすくなります。
大切なのは“続けること”です。
完全を目指すのではなく、「改善しながら前に進む」という姿勢がもっとも成功率を高めると思います。
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